４月１日

純粋こそは、私の密かな神聖です。

      どうすれば清らかで純粋になれるでしょうか？それは、自分を制御することによってです。私たちのいろいろな感覚は、コントロールできます。信じられないほど難しいのですが、不可能なことではありません。
      視覚や味覚・触覚などの五感の中には、満足を知らぬ服をすかしたライオンが住みついており、理性をはねのける過激な感情の中には、飢えたどう猛なトラが潜んでいて、ともに私たちの自由を奪い続けています。なぜいつまでもそうなのかというと、「五感をコントロールし、押さえのきかない激情のたぐいも征服してしまおう。」という思いを、私たちが単に繰り返すだけだからです。この取り組み方では、何ら役に立ちません。      
      また、不純さを思い出してはいつもくよくよ考え込むのも、勧められたものではありません。もし肯定的な面に、つまり神聖の光輝きに対して瞑想するのでしたら、聖なる光が私たちに降りて下ってくることになります。      
      私たちがしなくてはならないのは、理性の心でもあるマインドを神に固定し、注意深く思いを向け続けるようにすることです。全く驚いてしまうのですが、不純・不道徳の凶暴なライオンやトラが、今度はなつくようになって、すすんで私たちを好きなようにさせてくれます。      
      私たちの体や、マインドや、ハートを、崇高さの大いなる極みに向かわしめ定着させていくのが、正しいアプローチのしかたです。聖なる光に近づけば近づくほど、暗黒の世界から遠ざけるのです。

      あなたの夢見る　限りなく優美で心地よい理想が
その礎として頼みとするのは、
至高の神にひたすら溶け切った
純真無垢のワンネす・ハートです。