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11月6日

ひたすら澄みわたる真に無私の奉仕とは、わずかなりとも自分に都合の良い結果を何ら期待せずに励む奉仕です。

      無私の奉仕は、ただ身のすべてを惜しみなく与えるためだけのものです。結果は自然に訪れるに過ぎません。作用があればその反作用が生じるというだけのこと です。しかしそのはたらきかけとなる行いは、自分に良い思いをもたらそうとして私たちなりの方法でするのではなくて、神ご自身の望まれる方法で神を喜ばす ためになすものです。
      こころの内側から強く駆り立てるものがあると行動を起こします。誠実な想いを込めて、しっかりした意識を保ってその行いに励むでしょう。内に駆り立てるイ ンスピレーションなしに働くのでは、自発性を持たずに機械的に仕事しているのであり、働く気がないのに工場にいる労働者のようなものです。工場の機会がも う一台増えただけです。無私の奉仕はこれとは違います。陽気にあふれ、こころの奥深くからの想いが込められ、しっかりした自覚を伴っていて、しかもいつも 安定しています。      
      まず初めは、精一杯に誠実な想いを込めてささげる奉仕です。その次には自分というとらわれを離れて尽くす、無私の奉仕です。そして最後に、何ひとつ条件を口にすることがなくて、励む仕事の結果を気にすることもなくなると、非の打ち所のない正真正銘の無私の奉仕になります。


      たとえようもない幸福感、
それは身に起きた幸福な出会いが
彼の本質となって実を結んだからです。
豊かで高雅な想いをいだくハートの愛と
無心に尽くすいのちの奉仕とが。