５月１１日

安らぎは人生の旅の終わりにおのずとやってくると考えている人は、思い違いしています。瞑想や神聖の鍛錬修養をせずに平和の達成を願うのは、砂漠に水を期待するようなものです。

      マインドに平和を保つには祈りがぜひとも必要です。ではどのように祈るのでしょうか。ハートに流す涙と共にです。どこで祈ればよいのでしょうか。一人になれて落ち着くところでです。いつ祈るのでしょうか。内的存在が祈りを浴するときにです。なぜ祈るのでしょうか。これこそ問うにふさわしい質問です。
      なぜ祈らなくてはならないかというと、何かの願いや神への強い憧れであるアスピレーションを、神にかなえていただきたいからです。      
      これ以上神に期待するものがあると思いますか。もし一つあるとしたら、それはあらゆることが分かるようにしていただくことです。否定＝超越によってのみ全てが明らかになるとする、「否定の中の是、是の中の否定」であり、相依って全てが成り立つ相依性があるだけの「空における有の充足、有における空の充足」と言われるものです。

      平和。平和。平和。
平和は　愛が正しい姿で受け止められたもの。
平和は　喜びを全く無償で分け合うこと。
平和は　ワンネスが情熱的に広められたもの。
平和は　充足が永久の礎となったもの。