外の面に聖なる光を体験すると、いつまでもつきまとっていたこの世の欲が浄化され高められて、束縛の消失した自由神性をもたらしていきます。内に聖なる光を体験すると、待ち受けるこの世的な宿命が浄化され高められて、神の大いなる愛を世に現す天命をもたらしていきます。
何かの神性の資質、たとえば光に瞑想する場合、その資質が中に入って来た時のさまをイメージするようにしなさい。聖なる光が入って来た時に何が起きるかを空想でとらえようとしてみなさい。答は啓発が生じるさまです。
その啓発を神性のヴィジョンとしてしっかり見据えておいたうえで、啓発そのものの中に自分が育っていくさまを、ゆっくりと着実に、細かい点にいたるまで正確に感じ取っていきなさい。こうしていくうちに、想像力が存在の真実の姿を伝えるようになってきます。
そうなれば次には、想像力が明かしてくれるこの真実相こそが、他ならぬ本当の自分自身であると十分に感じ取っていくのです。そしてその真実世界の中に自分は育っていかなくてはならないのだ、という思いにひたるようにしていくのです。
ほんのつかの間の
ささいな微笑みであろうと、
微笑みのきらめきこそが 始まりなのです、
輝かしい叡智の光に至るための。