もしサレンダーをアプローチ法にして、神の究極の高みを体得実現するリアライゼーションを目指すのなら、最もたやすく、最も迅速に神を体得することになります。
二種類のサレンダーがあります。ひとつのサレンダーは、無理強いされたものです。これは奴隷が主人におとなしく従うサレンダーです。主人に仕えなければ、 四六時中主人の言いなりになっていなければ、罰を受けるのを知っているのです。このサレンダーは、恐怖に基づいています。
しかし神性のサレンダーは違います。神性のサレンダーの場合、明け渡していくのは私たちの無知や無能や不完全さ・欠点をであり、内なる導き手インナー・パイロットという、すべてが大いなる光にしてあらゆる啓発に満ちており、完全の極みなる存在に対してです。
神性修養のスピリチュアル・ライフを始めると、私たちの無知を明け渡してサレンダーするというのは、一番低い次元の私たちの現実のさまを、私たち自身の一 番高い次元の「大いなる神の現存」に明け渡すことなのだ、とはっきり知るようになってきます。こうした神性のサレンダーは、愛とワンネスに基づいたもので す。
何が私のいのちを救って
啓発の光をもたらしてくれたのでしょうか?
所有の生き方ではなく、
こころ弾ませてすっかり委ねる、
主の御意志へのさわやかなサレンダーの息吹。